2015年長岡市長選挙を振り返って



みなさま大変ご無沙汰いたしております、藤井盛光です。

先の市長選挙では多くの皆様方のお力を頂いて最後まで戦い抜けたこと、改めて感謝申し上げます。



昨年11月の選挙から早4ヶ月が経過いたしました。

選挙直後は通例の支援者へのご挨拶や諸作業に追われ、年始からは住職が胆石の手術で入院したこともあり寺務が多忙でした。

諸経費の借り入れは返済中ですが、家計に負担をかけている都合上、夜の会合は控えめにしております。



この度の選挙は私にとって大変貴重な人生経験となりました。

当然落選ですから悔しいわけですが、同時に本気で全長岡市民と向かい合った心象は実に清々しいものであり、この経験から私自身さらに成長しうる道が開けました。

政治家として尊敬する平沼赳夫先生も2度の落選を経て今日があると仰られていましたし、長岡の偉人たる田中角栄先生も初陣は落選であったと聞きます。

先輩方に倣い、この経験を糧にさらに精進する意気は軒昂です。



そんなこんなで生活も通常のリズムに戻り、ようやく最近は冷静にあの選挙を振り返ることが出来るようになりました。

敗因は様々考えられますが、①準備時間不足、②確たる選挙戦略の不在、の2つに集約できるだろうと思われます。



現職市長4期16年在任に伴う圧倒的な知名度の差を、今回のような草の根活動で覆すためには時間が必要です。

組織をつくるにせよ、資金を集めるにせよ、何をするにしても準備時間は長く取れたほうが一般的に有利でしょう。

また止むを得ず短期決戦を挑む場合には、マスコミが取り上げるようなテーマが存在し、有権者を投票行為に駆り立てることが重要ですが、今回はそういった構造に持ち込めませんでした。



まず準備期間の不足ですが、これは偏に私の決意表明が遅かったことに依るものであり、弁明の余地はありません。

また現職批判を徹底すべき、有権者の現体制への不満を煽るべき、という意見もありましたが、市議として貫いてきたように、相手を尊重し業績は認め、徒な批判は避け、将来に対する是々非々の政策論争を挑みたいという思いがあり、その点では我儘を通して申し訳なかったと思っています。



先ほど挙げた2つのポイントを言い換えれば知名度と市民ニーズの把握が不十分であったということです。

今後の活動は地道な支援者獲得の活動を続ける中で、市民のニーズは何かをより市民目線で理解する必要があると考えております。



なお私の決意表明ということで述べますが、県議会、国会等々、チャレンジしてみたらというお声を頂くこともしばしばあり、大変過分な評価と恐縮いたしております。

ですが私は市議会議員初当選以来、培ってきた合併長岡の持ち味を活かす政策を、愛する長岡の為に実現させて頂きたいという思いは全く揺らいでおりません。

次回市長選の前に他の各種選挙に出馬する意思は「0」です。



次の市長選挙までは最長でも3年8ヶ月しかありません。

今回の選挙では有効投票数の4割に迫る貴重な3万6千票余を頂きましたが、同じ選挙は一つとしてないといいます。

この得票を基礎票と勘違いする愚は犯しません。

いついかなる状況でどのような選挙戦に突入するか、神のみぞ知るところですが日々常在戦場の精神で臨む所存です。

今後共、皆様方のご指導ご鞭撻を賜われれば幸いです。



以上






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