市議会平成25年6月定例会


みなさまこんにちは、藤井盛光です。

現在開催されている長岡市議会6月定例会も残すところ最終日だけとなりました。6月議会は予算との絡みも少なく、また委員会を始め議会の体制が確定して間もないためか、全体的に落ち着いた雰囲気です。

今議会の一般質問では「中心市街地活性化」と「水源地保全」について市政を質しました。



この「中心市街地活性化」という言葉ですけれども、国の定義としては中心市街地活性化法に記述の有るように「中心市街地における  都市機能の増進 及び  経済活力の向上」を中心市街地活性化と定義付けています。

これを受けて長岡市も商業機能を軸とした考え方から、まち全体の機能向上へと目的をシフトしました。これまでに長岡市は300億円を超える合併特例債を積極的に投入して中心市街地活性化に取り組んでいます。新市庁舎の建設を始め、市民参加型の交流施設の整備、条例の制定、人材育成など、ソフト・ハードの両面において様々な施策が行われている状況です。

新市庁舎が肝いりで竣工してから一年余りが経過いたしました。この間、市の発表では150万人以上が新市庁舎を訪れたということで、これに関しては交流人口の顕著な増加ということで、  都市機能の増進 として立派な結果を残したと思います。

その一方で、  経済活力の向上 という観点ではどうなったかといいますと、市内大学が中心市街地の小売・サービス業に関して纏めた調査結果によりますと、約7割の事業者が「来客数の変化なし」と回答、来客数増加は大規模イベント開催時に限定され、来客数及び売り上げ減少という回答が全体の15%程度を占めました。

この結果は、中心市街地の商店、サービス業は残念ながら「今のところ」ほとんど活性化していないという状況が確認されたということです。

経済活力は商業だけではなく、農林水産工業など、様々な業種によって生み出されることは当然ですが、活性化している街に於いて、商業が冷え込んでいるということはイメージし難いものがありますし、人の交流が盛んになった結果、最初に波及効果が現れるのも単純に考えれば商業でしょう。

と、威勢よく市を質すことそのものは簡単ですが、私も中心市街地の商業を市の単独事業で再活性化させることは極めて困難だと考えております。

なぜならば、国策としての大店立地法の改正に伴う様々な要因が商店街衰退の理由とされているなかで、市独自の取組でそれを覆すのは極めて困難だと思われるからです。

しかし長岡市は相当の資本を投下してこの中心市街地活性化に取り組んでいるわけでございますので、やると決めて走りだした以上は商業振興が困難であったとしても、「国の見解は商業だけにとどまらず都市機能向上云々」などと細かいことは気にせず、徹底的に取り組むべきと考えます。

そのような観点の元、私なりに現状を改善するための提案をさせて頂きました。それを以下述べます。

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① 比較優位を磨き上げる商店の魅力を伸ばす施策

先にも述べたように、多くの商店街が郊外の大規模店舗との競合に苦しんでいる現状において、価格面で勝負を挑むことをやめて、小規模店舗にしかない魅力、例えば店主と顧客の深い人間関係と、それに基づいた、きめ細やかなサービス、こういった比較優位を磨き上げて勝負する余地は未だ残されていると思われます。

また、他店の取り組みの分析及び情報共有や、商店街全体としての雰囲気作りなど、自助と公的支援の両面から取り組めることがあります。この際、民間のことに官が口出しするのは如何なものか、という考えもあるかもしれませんが、民間同士では指摘、改善し難いこともあるでしょうし、官の関わりは大変重要です。

たとえば、各店舗の要望と商店街の一体感を擦り合わせる目途の委員会立ち上げを市が支援し、委員会で個別店舗に必要とされた対策には公費を充てるなど、民意を汲んで支援することは可能なはずです。またそういった公的支援を前提とした会合で議論を重ね、参加者を増やしてゆくことにより、問題点を共有して商店街の連帯感を強め、やる気を高めることもできるのではないでしょうか。


② 中心市街地の駐車場の無料化

一般的に多くの市民は、何も買わなくても何時間でも無料の郊外店舗駐車場に対して、市役所使用時もしくは特定商店使用時のみ短時間無料の中心市街地駐車場に心理的障壁を抱いており、それがひいてはまちなか離れにつながっていると思われます。

我々の購買行動は、はじめから何かを買うと決めて店舗に向かうばかりでなく、特に買う気がなくても釣られて買ってしまうということが多くありますし、それを如何に達成するかが、売り手の技術でも有るわけです。

また老いも若きも長岡市民の移動手段の現状を踏まえますと、公共交通よりも自家用車の利便性が勝ることも自明です。特に冬期の厳しい長岡ではその傾向が強まります。

市営と民営云々という技術的な問題点があることは承知しています。しかし一連の施設を建設した費用に比べれば、その財政負担は微細なものではないでしょうか。市民に対する明確なメッセージとして、ざっくりと市民感覚での「まちなか駐車無料」の実現と、そのイメージを刷り込むことが重要であると考えます。

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市の答弁は、6月末から開催される中心市街地商業商店街活性化運営委員会での議論を注視して行きたいということと、駐車場無料化は現状出来ないということでした。

今後も市の取り組みを応援しつつ、私なりの意見も提案させていただきたいと思います。

しかし、駐車場無料っていうのは民間を考えれば難しいのは当然ですけど、路上駐車の緩和なども併せて実現出来れば、賑わいは比較的簡単に取り戻せるのではないかと思うのですけどね。

「水源地保全」に関してはまた別の機会にご説明させていただきたいと思います。



以上。




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