市議会3月定例会を終えて

2012/04/11

長岡市政

t f B! P L
みなさまこんにちは、藤井盛光です。
長岡は4月に入ってからも雪が降ったりしておりましたが、ここ数日は日向を歩いていると汗ばむような陽気もあり、春の訪れを感じます。東京では冬の晴天は当たり前でしたが、長岡の冬は空も低く、晴れ間も殆ど有りません。しかし、そんな冬を耐えるからこそ春の訪れとともにやってくる開放感や、季節の移り変わりは感激もひとしおです。「苦あれば楽あり」といったところでしょうか。

さて、早いもので私が議員にさせて頂いて1年経とうとしておりますが、1年目締めの3月定例会が終わりましたのでご報告させて頂きます。また今議会をもって旧議場は閉場され、次回からは新市役所「アオーレ長岡」の議場にて議会が開催されます。

旧議場
新議場

3月定例会は新年度予算の審議を行う都合上、通常ですと各1日ずつの常任委員会が2日ずつとなります。 また本会議の一般質問もこれまで最多の20人が行うことになりました。3月定例会は本会議日程の1日分が市長の予算説明の日となり、ただでさえ1日少ない3日間で20人というのはハードでした。なら日数を増やせば良いって?それは言わないで下さい。


今議会で私は以下の4点について市政を質しました。



①天皇・皇室に関する教育について
②東日本大震災の瓦礫受け入れについて
③長岡市市民協働条例について
④市の環境政策について



①の質問趣旨は、今行われている女性宮家創設の議論(ブログ記事)を見るに、皇室の歴史や伝統に関して無知な方々によって物事が進められていることに対しての問題喚起です。今や家庭でも学校でも、はたまたマスコミも皇室の文化を正しく教えてくれない世の中です。このままでは日本人は、良く知らない皇室を取り敢えず国民の象徴として戴いていることになってしまいます。

こんな愚かなことがあるでしょうか。これを変えられるのは実は地方行政のレベル、すなわち地方の教育委員会が本気でやろうと思えば出来ることなのです。私の提案はよく市のレベルで議論することではない等と言われますが、「国会事案に対する市の見解要求」や「党の主張宣伝」など現場とかけ離れた議論ではなく、まさに「市レベルで実施可能なこと」しか私は意見していません。

答弁は相変わらずの紋切り型、かつ萬世一系に関しては言及もありませんでしたので、続けて委員会で質したところ、「教科書に載ってないから」という理由で意見はなく検討もしないとのことでした。では長岡市では教科書に載ってないことは何も教えていないのでしょうか?そんなことはありません。独自に色々教えています。

私は日本という国は何かということを合理的に突き詰めていくと、それは萬世一系の皇室を戴く国ということに尽きると思います。その最重要事項を教育が軽んじ、教えなくなってしまったということは国を骨抜きにする座視できない状況であり、今後も改善に向け弛まぬ努力を続けて参ります。



②の「震災瓦礫受け入れ」については先日のブログで私の考えを説明させて頂きました。答弁は「恩返ししたい気持ちは当然のこと」「県下5市で協調して安全確保と受け入れに取り組む」ということで、私としては回答に納得いたしました。



③の市民協働条例に関してですが、先日のブログに掲載した問題点の改善を要望しました。答弁は「憲法・法令遵守は当然であり、その文言は冗長であり必要ない」というものでした。

いったい日本国のどの法令に我が国を貶める行為を規制するものがあるのでしょうか?我が国では日の丸を燃やしても何ら罰せられることはありません。これは他の先進国ならば国旗損壊罪に問われます。また憲法は主に公権力を定義・拘束するための法令であり、一般的に個々の事例に対し拘束力は持ちません。つまり一市民団体の活動に憲法は影響しないのです。

戦後長い間、国家の誇りを守ることを公が放棄してきた結果、いまの日本社会は芯を失い迷走を続けています。この悪しき伝統を市レベルで断ち切ることにより、長岡市が日本復活の先鞭をつけることが出来ると信じます。私は次の6月議会まで、この議論を続けてゆく所存です。



④の環境政策についてですが、長岡市は町村合併により面積890平方キロという広大な市になりました。そこには様々な自然があり、貴重な動植物が生息していることが確認されていますが、未だその全体像はきちんと把握できていません。

長岡市の豊かな自然資産は今後の長岡の発展において重要な役割を担うと考えております。例えば昆虫学習による教育及び産業振興策です。森林にはカブトムシなど子供が好きな分かりやすいものもあれば、ルーペで見ないとわからない大きさの昆虫など多種多様です。

昆虫採集を通じてより自然をより深く知ることが出来ますし、多様な種の共存生息状況を研究することにより、生態系の保存や環境予測などに活かすことが可能になります。ひとたび昆虫学習拠点としての地歩が確立すれば、市内はもとより市外からも子供たちとその親御さんが訪れます。そうなれば市の教養水準は上がり、周辺地域の産業も活気づくのではないでしょうか。

長岡市には日本屈指の昆虫学者である山屋茂人先生がいらっしゃいます。こういった稀有な人材を活用して市特有の自然資産を活かすことにより、長岡市独自の他市に誇れる事業が展開できるでしょう。そういった観点から質問を行ったところ、市としても前向きに取り組んでいく旨の答弁を得ました。



議論が不十分な事柄も宿題として残り、私の真意も実力不足から完全には伝わっていないような気がしておりますが、今後も基本的な理念をしっかり持って、ぶれない意志で市政に参画してまいる所存です。



以上。




BTemplates.com

Blogroll

About

藤井盛光とは

QooQ